Transerシリーズを複数ライセンスお持ちの場合、ネットワーク経由でユーザー辞書やユーザー翻訳メモリを共有して利用することができます。
翻訳作業をグループで行う場合、辞書や翻訳メモリを共有することにより、用語を統一し訳質を均一化することができます。
ファイルサーバーやネットワークドライブ上にユーザー辞書とユーザー翻訳メモリを共有設定し、グループの誰からも参照できるようにする設定方法をご案内します。
また、この共有設定はPC-Transer/MED-Transer/PAT-Transer/Legal Transerにて相互に使用可能です。 (※本機能はMED-Transer パーソナルではご利用いただけません。)

1.共有フォルダを作成する
 ファイルサーバーやネットワークドライブに共有フォルダを作成します。
 ※共有フォルダの作成に関してご不明な点は、御社のネットワーク管理担当の方にお問い合わせください。

2.ユーザー辞書の共有設定
 ユーザー辞書を共有ファイルとして公開することにより、他のユーザーと共有して使用できます。

3.ユーザー翻訳メモリの共有設定 
 ユーザー翻訳メモリを共有ファイルとして公開することにより、他のユーザーと共有して使用できます。

詳細は各Transerのユーザーズガイド付録「辞書と翻訳メモリの共有」をご参照ください。
現在サポート中の製品のユーザーズガイドはこちらからダウンロードできます。

本記事では、上記2および3について動画でご案内いたします。

●ユーザー辞書の共有設定方法 

  1. [翻訳]>[翻訳設定]を開き、[辞書]タブをクリックします。
  2. 共有するユーザー辞書を選択し、[辞書操作]をクリックします。
  3. [共有操作]タブをクリックします。
  4. 公開先[フォルダ]に共有辞書を公開する、共有フォルダを指定します。
    フォルダの場所を指定します。
    (共有フォルダ名を直接入力する場合は、以下のとおりにパスで指定します。
     パス名が不明な場合は御社のネットワーク管理担当の方にお問い合わせください)
      例) ¥¥サーバー名¥共有フォルダ名

    または「フォルダ選択(O)…」で共有先のフォルダを指定出来ます。
    「管理者になる」のチェックボックスはチェックを付けたままにします。

  5. [実行]をクリックします。
  6. 「ファイルの共有処理が完了しました」というメッセージは[OK]をクリックして閉じます。

以上でユーザー辞書が共有設定され、共有欄にマークが表示されます。

■管理者権限のある共有マークには顔と鉛筆がついています。
 このアイコンがついている時、該当のユーザー辞書を参照・登録・更新・削除ができます。

■管理者権限のない共有マークには顔と鉛筆と×マークがついています。
 このアイコンがついている時、該当のユーザー辞書を参照できますが、登録・更新・削除はできません。

●ユーザー翻訳メモリの共有設定方法

  1.[翻訳メモリ]>[設定]を開き、[翻訳メモリ]タブをクリックします。
  2.共有するユーザー翻訳メモリを選択し、[翻訳メモリ操作]をクリックします。
  3.[共有操作]タブをクリックします。
  4.公開先[フォルダ]に共有辞書を公開する共有フォルダを指定します。
   フォルダの場所を指定します。
  (共有フォルダ名を直接入力する場合は、以下のとおりにパスで指定します。
  パス名が不明な場合は御社のネットワーク管理担当の方にお問い合わせください)
  例) ¥¥サーバー名¥共有フォルダ名
  または「フォルダ選択(O)…」で共有先のフォルダを指定出来ます。
  「管理者になる」のチェックボックスはチェックを付けたままにします。
  5.[実行]をクリックします。
  6.「ファイルの共有処理が完了しました」というメッセージは[OK]をクリックして閉じます。

以上でユーザー翻訳メモリが共有設定され、共有欄にマークが表示されます。

■管理者権限のある共有マークには顔と鉛筆がついています。
 このアイコンがついている時、該当のユーザー翻訳メモリを参照・登録・更新・削除ができます。

■管理者権限のない共有マークには顔と鉛筆と×マークがついています。
 このアイコンがついている時、該当のユーザー翻訳メモリを参照できますが、登録・更新・削除はできません。

 

その他詳細は各Transerのユーザーズガイド付録「辞書と翻訳メモリの共有」をご参照ください。
現在サポート中の製品のユーザーズガイドはこちらからダウンロードできます。


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