論文執筆、論文指導に活躍しています。
MED-Transer シリーズをご購入いただいた国立大学医学部 A先生よりコメントをいただきました。
― 翻訳ソフト(MED-Transer)を、どのように活用しておられますか?
<教育現場で困ったこと その一>
研究教育機関に所属し臨床医学研究に関する成果を世界に向けて発表するためには英語の学術雑誌に投稿しなければなりませんが、その原稿を作成するためには当然、英語の論文を読んで研究背景を勉強しなければならない。また、同時に学生(修士課程、博士課程)の研究を指導し英語論文を書かせるためには、指導教官も多くの時間を割かなければなりません。
このような状況では、他の研究者の英語論文から如何に効率的に情報を取り入れるかが非常に重要ですが、英語を母国語としていない大部分の日本人研究者や学生(一部の高い英語読解能力をもつ研究者やバイリンガルは除く)にとっては、英語で流し読んだ内容を自分の研究活動に生かせるレベルまで理解することは容易ではありません。
その際にMED-Transerを使用し、論文の内容を一度日本語に変換してから論文要旨を理解することで、迅速に情報を得ることが可能となります。
ここで重要なのは、迅速に情報(内容)を日本語で取り入れるだけであれば、必ずしも翻訳の精度は100%である必要はなく、納得のいかない翻訳の時だけ対応した英語を自分で読むことで論文全体の意義を短時間かつほぼ母国語で把握することが可能となります。
<教育現場で困ったこと その二>
また学生指導の現場では、英語論文を読んだ経験の少ない学生が、指導教官の言う通り研究、実験をすることで論文を読むバックグラウンドがほとんどない状態で、ある程度成果が出てしまい、主任教授の指示ですぐに論文を書くという方針になることもあります。このような場合は学生、指導教官ともに論文執筆に苦労することになります。
特に頑張り屋の学生が下手な英語で、未熟な論理構成の論文を自分なりに仕上げてきたとき、指導教官は母国語でない英語で意味の通らない文章を理解する必要に迫られ、非常に多くの時間が修正、指導のためにとられます。
このような場合はintroductionとdiscussionだけは英語で論文を書かせるのではなく、日本語で論理構成のしっかりした文章を作成してからMED-Transerで英語に翻訳していくことで指導者、学生ともに論文内容の理解が深まり時間も短縮することができます。
― よく使う機能、気に入っている機能はありますか?その理由も教えて下さい。
英語から日本語の翻訳精度が高いことも気に入っている点ではありますが、一番頻回に使用し、なおかつ役に立っていると感じるのは、意味の不安な単語をクリックするだけで意味(辞書機能)やその他の表現 (訳語例表示)を見ることができることです。
この機能は特に学生が作成した日本語の英文を英語に翻訳する際に有用で、ボキャブラリーに乏しい英語で様々な言い回しを対比しながら自分の理想に近い英文を作成することが可能となります。
― 他の先生方にお薦めいただくとしたら、どのようにお伝えになりますか?
AI翻訳やアプリによる同時通訳など異なる言語間でのコミュニケーションはどんどん容易になってきていますが、大切なのは迅速に英語の情報をインプットし、日本語の情報を英文としてアウトプットすることです。
その際にMED-Transerは指導者と学生双方の時間を大幅に短縮する有用なツールとして機能しうると考えています。
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